いなり薬院

いなり薬院は、漢方薬・薬草を専門に扱う京都の薬屋さんです

〒600-8837
京都市下京区七条通壬生川西入
(「七条壬生川」バス停前)
      TEL. 075-371-8731
       FAX. 075-371-8731

21日

薬草料理

いなり薬院のHPをご覧くださってありがとうございます。

昨日、京都漢方研究会の野外研修で、
奈良県中部、大宇陀(おおうだ)に行ってきました。

山裾にある森野旧薬園をめぐるには、あいにくの大雨。
足元を気にしながらだったので、本当に残念でした。
その後、薬の館を見学しました。

食いしん坊の私が、この日一番印象に残ったのは昼食の「薬草料理」
薬草が、実は身近にある食材だったりすることは、
これまでこのブログでもお伝えしてきましたが、
前菜からデザートまで、
薬草をふんだんに使ったお料理がたくさん!

DCIM0259
五種盛りの前菜から始まって、
菊花と紅花、ヤブカンゾウの色鮮やかな酢の物、
吉野葛を使った胡麻豆腐など…
美味しくいただきました。

天ぷらは、朝鮮人参、ナツメ、ユキノシタ、ドクダミなど
普通は食卓に登場しない珍しい食材でした。
朝鮮人参は、しっかり味が残っていて、
「体が温まってきた気がするゎ~」と、皆で話していました^^
ドクダミ(十薬)は、独特の匂いも消えて、
普通にいただけましたょ。
珍しかったと言えば、刺身。
「色が変わりますから、すぐに食べてください」と出されたそれは、
涼やかに透き通った吉野本葛。

DCIM0264
もちもちの食感が最高でしたv

お茶はもちろん薬草茶!
ドクダミ、アマチャヅル、アロエ、ハトムギ、クコの葉など
十種類がブレンドされたものだとか。
とても飲みやすくて、何度もおかわりしました^^
暖かくて美味しい薬草茶をいただいて、
ほっこりしました。

あんなに降りしきっていたのに、
帰路についた途端、晴れ間がのぞいてきて…
何だか複雑な心境でしたが、
美味しい野外研修会でした^^