いなり薬院のHPをご覧くださってありがとうございます。
先日、大阪大学薬学部薬用植物園に行く機会がありました。
時節柄か花を咲かせているものが少ない上に、
連日37度を超える酷暑も手伝って、夏バテ気味!?
ちょっと残念な感じな中、
ひっそりと、でも青々とした葉を付けている木を見つけました。
「ニッケイ」
その樹皮や枝が薬用部位、生薬名は「桂皮」「桂枝」
体を温めたり健胃作用を持ち、
「桂枝湯」「桂枝茯苓丸」など、多くの処方に使われる重要な生薬です。
もし貴方が、その薬を飲んだことがなかったとしても、
別の呼び名のものとして、一度は口にしたことがあるはず!
「シナモンティーとパンプキンパイ」という歌がありましたが^^;
そのシナモンとして紅茶に添えられたり、お菓子に入れたり、
そうそう、京都銘菓・八ッ橋に使われるニッキもこれです!
ティータイムにはお馴染みの味でしょう?
香辛料や食品として、
生薬が私たちの身近にあることを感じませんか?