いなり薬院

いなり薬院は、漢方薬・薬草を専門に扱う京都の薬屋さんです

〒600-8837
京都市下京区七条通壬生川西入
(「七条壬生川」バス停前)
      TEL. 075-371-8731
       FAX. 075-371-8731

店・HP

花回廊

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一昨日、梅小路小学校の生徒さんがプランターを届けてくれました。

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七条センター商店街有志と地元・梅小路小学校共同の
まちづくりサポート事業「花・まち・いのち そだてよう プロジェクト」です。
七条通り(大宮~JR山陰線高架)を、生徒さんが作った45個のプランターが
手書きのメッセージと共に彩ってくれています^^

こども一日店長

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去る12月12日、1日こども店長を迎えました。
七条センター商店街と地元・梅小路小学校が連携して、
5年生の児童に仕事体験をしてもらう…という企画です。

当店にはY君が就任!
まずは、当店で扱っている漢方薬や薬草などについてお話。
その後、実際のお仕事を約2時間にわたって頑張ってくれました^^
ちょっとシャイで、とっても真面目な店長は、
一つ一つ丁寧に真剣にこなしてくれましたょ。
最後は質問コーナー
「どうしてこの仕事を選んだのですか?」
「この仕事をしてよかったと思うのはどんな時ですか?」など
用意してきた質問に答えたところて、勤務時間終了!

小学生があまり入ることがない漢方薬屋さんで、
彼が何を感じてくれたのか気になりますが…
いなり薬院にフレッシュな風を運んでくれました。

龍谷大学博物館 十二月展

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来月初め、龍谷大学大宮学舎で十二月展が開催されます。
文学部博物館実習の学生さんがその年のテーマに沿った研究を発表される
企画展示です。
今年度は、
「いろはの医~祈りと医療の歴史」

同大学秘宝の文書などと共に、
なんと!当店の薬研や百味箪笥、生薬が展示されます。
「実際に使われていたものに意味がある」という
学生さんの熱意に感じて、提供させていただくことにしました。

会場の大宮学舎本館は、明治初期の美しい西洋風建築。
重要文化財に指定されていて、
以前このブログの「近隣散策」にも登場しました^^
七条大宮交差点から東へ歩いてすぐ。
ぜひご来場ください。

龍大チラシ 縮小

出逢い

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当店のショーケースには、昔の薬屋さんの必需品だったものが置いてあります。
薬研(やげん)、棹秤、薬味箪笥など、
どれも祖父が創業当時から実際に使っていたものです。
先日、龍谷大学の学生さんが、これらを撮影しに来られました。

出逢いは夏の初め・・・
若いお嬢さんが「ショーケースにある道具を撮らせてください」と
来店されたのです。
聞くと、龍谷大学博物館で日本での医学・薬学のあゆみのテーマにした
研究発表をされるとのこと。
調査や資料集めをする中で、
店頭にある古い道具や生薬に興味を持たれたそうです。

今回は、白布をバックに現物を撮影。
中嶋生薬様にご提供いただいた生薬サンプルなども、
一つ一つ寸法を測って記録されていました。
そして、生薬学を修めた薬学博士で大学研究員でもある夫が、
中国から日本伝来~現代に至る薬の歴史をミニレクチャー。
とても熱心に聞き入っておられました。

若い方が一生懸命勉強をされている姿を見るのは、本当に嬉しいものです^^
展覧会は12月上旬。
近くなったら、詳細をご案内しますね!

トップページの画像を変えました

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長らくご無沙汰してしまいました。
何故かページが更新できなくなって、あれこれやってもダメで・・・
時間がかかりましたが何とか復活できて、胸をなでおろしています^^

トップページには薬用植物の写真を!
HP開設当初からの念願が、やっと実現できました。
「黄連(おうれん)」です。

良薬口に苦しという諺は、この薬のこと?と思うくらい、苦い!
飲み過ぎ・食べ過ぎ・食欲不振・下痢・腹部膨満等々・・・
胃腸不良の時、頼りになるお薬は、
わずか10センチにも満たない、この小さな植物の根なのです。
可憐な白い花ですが、根は真っ黄っき!
収穫までに5年以上有することもあり、
特に日本産は稀少です。

寒い夜に…

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夜、冷え込むようになりましたね。
今年は11月に急に寒くなったので、紅葉が鮮やかなんだとか…
特に昨夜からは、真冬のような寒さです。

そんな寒い夜にホッと一息つく時、どんな飲み物を手にされますか?
ココア、ホットレモン、甘酒、熱燗…!?
今年は、そのリストに生姜湯を加えてみてはいかがでしょうか?

当店のカウンタ-には、製薬会社が作った生姜湯を置いています。
「お薬屋さんの生姜湯」としてリピーターがとっても多く、
まとめてお求めになる方もある珍しくありません。
スーパーやお菓子屋さんにある生姜湯と違って、甘さ控え目なのも好評の理由のようですね^^
葛も、生姜も、「葛根湯」に配合される生薬。
それに、強壮・疲労回復などに用いられるエゾウコギも入っています。
すっきりと飲みやすいのですが、
「辛い目が好き!」という方は、粉末の薬用生姜やおろし生姜を加えてもOK!

寒~い夜に、湯飲み茶わんに熱湯を注いで、生姜湯…
じんわりと、温まりますよ。

桑の葉茶~今週の薬草茶

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今日の京都は、雨。
各地で大変な大雨になっているようで…
被害に遭われた方には、心からお見舞いを申し上げます。

今週の薬草茶は「桑の葉茶」です。
お蚕さんが食べる葉っぱ…!?と連想される方も多いと思いますが、
その根皮は、「桑白皮(そうはくひ)」という第3類医薬品。
血糖・血圧降下、利尿、解熱、鎮咳などの効能があります。

近年、葉に含まれる成分の研究も進み、
糖の吸収を抑制する効果が明らかになっています。
血糖値や血圧が高めの方はもちろん、
体脂肪が気になる方にも最適のお茶です!

その後・・・

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梅雨があけて、いきなりの酷暑ですね!

ブログやフェイスブックで何度かご紹介した紅花。
思わぬアクシデントで、その後の開花が心配されましたですが、
無事、21輪すべてが花をつけてくれました。

現在はすっかり枯れています。

紅花

こんな状態のまま置いているので、
ご来店された方や道行く方々にお尋ねいただくことが多いです。
でも、横着してほったらかしにしているのではないのですよ^^

紅花は散らずに花をつけたまま枯れます。
花びらは、枯れて赤みが増したものを夏に採集するとのこと。
生薬の栽培~採集までの過程をたどってみたいと思っています。

ビワ茶~今週の薬草茶

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今日はやっと梅雨らしいお天気です。

今週は「ビワ茶」を試飲していただいています。
どこか懐かしい果物としておなじみのビワ。
その葉は、暑気払いのお茶として昔から重宝されていて、
健胃、利尿など作用もあり夏バテ予防にピッタリです。
まさに、夏に最適!!

クセがなくさっぱりしているので、
薬草ビギナーには特におすすめなんですよ!
ご来店された方々も
「本当に飲みやすいのねぇ~」と、意外な顔をされます^^

またビワ葉は、入浴剤として
お肌の弱い方も安心して使っていただけます。

是非お試しください!

結石の辛さ~裏白柏

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尿路結石を経験された方をご存じですか?
「のた打ち回るような激痛で救急車を呼んだ」
以前知人から聞いた話です。
痛いのが苦手な私は「絶対なりたくない!!」と思いました^^;

胆石、尿路結石、腎結石…
遺伝的要素であったり、食生活であったり
原因についてはいろいろ言われていますが、
いずれも一度なると繰り返すことも多い病気です。

先日、商品一覧のページにアップした「裏白柏(うらじろがし)」は、
本州~四国・九州に自生するドングリの仲間の植物です。

「流石茶」の別名を持つこの薬草、
それ自体は非医薬品なのですが、
病院で処方される医療用結石治療薬は、
このウラジロガシエキスを製剤にしたものなのですよ。
まさに、生みの親!
だからこそ、 結石ができたことがある方に
是非ご家族で飲んでいただきたいお茶なのです。