いなり薬院のHPをご覧くださってありがとうございます。
当店のショーケースには、昔の薬屋さんの必需品だったものが置いてあります。
薬研(やげん)、棹秤、薬味箪笥など、
どれも祖父が創業当時から実際に使っていたものです。
先日、龍谷大学の学生さんが、これらを撮影しに来られました。
出逢いは夏の初め・・・
若いお嬢さんが「ショーケースにある道具を撮らせてください」と
来店されたのです。
聞くと、龍谷大学博物館で日本での医学・薬学のあゆみのテーマにした
研究発表をされるとのこと。
調査や資料集めをする中で、
店頭にある古い道具や生薬に興味を持たれたそうです。
今回は、白布をバックに現物を撮影。
中嶋生薬様にご提供いただいた生薬サンプルなども、
一つ一つ寸法を測って記録されていました。
そして、生薬学を修めた薬学博士で大学研究員でもある夫が、
中国から日本伝来~現代に至る薬の歴史をミニレクチャー。
とても熱心に聞き入っておられました。
若い方が一生懸命勉強をされている姿を見るのは、本当に嬉しいものです^^
展覧会は12月上旬。
近くなったら、詳細をご案内しますね!